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YAMAMOTO KOUJI

FacultySocial Sciences and the Humanities
PositionLecturer
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Last Updated :2025/04/14

Researcher Information

J-Global ID

Research Interests

  • 恩賞方   南北朝期   政治史   政所   訴訟制度   室町幕府   

Research Areas

  • Humanities & social sciences / History - Japan

Academic & Professional Experience

  • 2025/04 - Today  兵庫教育大学大学院学校教育研究科教育実践高度化専攻社会系教科マネジメントコース講師
  • 2023/11 - 2025/03  神戸大学附属図書館情報管理課学術研究員
  • 2023/10 - 2024/03  Kobe UniversityInstitute for Promotion of Higher Education非常勤講師
  • 2023/04 - 2023/09  Setsunan University国際学部非常勤講師
  • 2020/04 - 2023/03  日本学術振興会特別研究員(PD)
  • 2022/04 - 2022/09  Setsunan University国際学部非常勤講師
  • 2019/10 - 2020/03  神戸大学大学教育推進機構非常勤講師
  • 2019/04 - 2019/09  神戸大学文学部非常勤講師

Education

  • 2011/04 - 2019/03  神戸大学大学院人文学研究科博士後期課程社会動態専攻
  • 2009/04 - 2011/03  神戸大学大学院人文学研究科博士前期課程社会動態専攻
  • 2005/04 - 2009/03  神戸大学文学部人文学科日本史学専攻

Published Papers

  • 南北朝期室町幕府の巻数請取状に関する基礎的研究―文書様式と発給者の分析を中心に―
    山本康司
    神戸大学史学年報 38 1 - 27 2023/06 [Refereed]
  • 「斑鳩旧記類集」からみる南北朝期室町幕府の謀書判定手続き
    山本康司
    古文書研究 95 45 - 57 2023/06 [Refereed]
  • 南北朝期室町幕府の政所執事と二階堂氏
    山本康司
    史学雑誌 132 (4) 1 - 24 2023/04 [Refereed]
  • 「2020年の歴史学会 ―回顧と展望― (中世 四 南北朝・室町期政治史)」
    山本康司
    『史学雑誌』 130 (5) 83 - 85 2021/05
  • 「[史料紹介]「事業誌」(「西中区有文書」)」
    山本康司「[史料紹介]「事業誌」(「西中区有文書」)」、『市史研究みき』 5 132 - 154 2020/08
  • 「南北朝期室町幕府の政権構造」
    山本康司
    『ヒストリア』 (271) 81 - 107 2018/12 [Refereed]
  • 「『多田雪霜談』巻一の基礎的考察―引用史料と記述内容について―」
    山本康司
    『多田院御家人と多田荘の歴史を紐解く』 55 - 62 2018/03
  • 「「平尾家文書」の南北朝期の史料について」
    山本康司
    『川辺郡猪名川町における多田院御家人に関する調査研究―その3 平尾家史料調査―』 49 - 62 2017/03
  • 「平尾家中世史料 写真図版・釈文・解説・目録」
    前田徹; 山本康司
    『川辺郡猪名川町における多田院御家人に関する調査研究―その3 平尾家史料調査―』 13 - 32 2017/03
  • 山本康司
    古文書研究 日本古文書学会 ; 1968- (82) 82 - 98 0386-2429 2016/12 [Refereed]
  • 山本康司
    『日本史研究』 日本史研究会 (645) 21 - 46 0386-8850 2016/05 [Refereed]
  • 「鎌倉期における祇園社の構造と展開」
    山本康司
    『ヒストリア』 (254) 1 - 27 2016/02 [Refereed]
  • 「神戸大学附属図書館所蔵「古文書」の来歴と太田陸郎」
    山本康司
    『LINK 【地域・大学・文化】』 (6) 50 - 66 2014/04 [Refereed]

Books etc

  • 新三木市史 第四巻 資料編古代・中世
    (Joint work中世編第三章)三木市史編さん委員会 2023/03
  • 『「神戸村文書」の世界』
    神戸市教育委員会; 神戸大学大学院人文学研究科地域連携センター (Contributor神戸村素麺屋と職人―近世末期の神戸村の生業(その2)―)神戸市教育委員会文化財課 2020/03
  • 『週刊新発見!日本の歴史22 室町時代1 南北朝の動乱に迫る』
    (Contributor「地図で見る 南北朝の動乱」)朝日新聞出版 2013/11

Research Grants & Projects

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究
    Date (from‐to) : 2021/04 -2023/03 
    Author : 山本 康司
     
    本研究は、南北朝期の室町幕府で行われた特別訴訟手続について検討を行うものである。初年度は、計画の手始めとして、南北朝期の訴訟事例のなかから、御前沙汰に関する事例の収集・検討、端裏銘のある申状の網羅的収集・検討、下知状の収集・検討を行った。いずれも刊行史料を中心に収集・検討し、適宜、デジタル公開された史料の閲覧や史料所蔵機関への出張を行った。 端裏銘とは、訴訟担当の幕府奉行人が申状の端裏(文書の右端の裏の部分)に文書名や日付を書いたものであり、特別訴訟手続が行われた事例の申状には奉行人によって端裏銘が書かれると指摘されている。この端裏銘のある申状を網羅的に収集し、建武5年(1338)から永和3年(1377)までの計41通を検出することができた。遺漏はあると思われるが、通時的な分析に耐えうる事例数は確保できたものと考えている。収集した申状を分析した結果、端裏銘のある申状の時期的分布や端裏銘を記した奉行人について知見を得ることができた。引付頭人奉書や下知状の分析はこれまで多く行われてきたが、申状提出の段階から訴訟制度を論じるための準備ができたものと考えている。 また、下知状の検討を行い、訴訟過程における訴陳・判決・執行のあり方や、発給文書(引付奉行人奉書・引付頭人奉書・下知状・御判御教書)の使い分け、訴訟における守護の役割などについて知見を得た(一部を「南北朝期室町幕府訴訟制度とその運用」として口頭報告を行った)。さらに、御前沙汰から発給されると考えられている御判御教書と理非究明のあり方に関しても検討した。
  • Japan Society for the Promotion of Science:Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for JSPS Fellows
    Date (from‐to) : 2020/04 -2023/03 
    Author : 山本 康司
     
    本研究は、南北朝期における室町幕府政所の実態を解明し、室町期以降の政所との連続性や断絶性を明らかにすることを目的としており、その検討を通じて、南北朝期室町幕府像の再構築や南北朝室町幕府政治史の深化を目指している。 本年度では、前年度に引き続き、南北朝期室町幕府の政所に関連する史料の調査を進めた。南北朝期の室町幕府政所は、これまで研究が行われてこなかった分野であるため、史料の網羅的な収集・調査が重要な作業として位置付けられる。前年度は行えなかった未翻刻史料の調査も実行できたので、本年度において史料の調査・収集はおおよそ達成できたものと考えている。 また、史料の収集・調査と並行して史料の分析も進めており、論文の執筆にとりかかっている。具体的な内容は、①南北朝期室町幕府の政所執事の就任者や期間について再検討した上で、政所執事の就任状況を分析し、鎌倉幕府からの連続性・断絶性や南北朝期室町幕府において多様な人物が政所執事に就任していた背景について研究を進めた。②政所執事就任者の多くは御所奉行にも就任しているため、政所執事と御所奉行の関係について研究を進めた。③巻数請取状と政所職員の関わりを検討し、巻数請取状における文言の使い分けや発給者の変化について研究を進めた。④伊勢貞継の政所執事執事就任に伴う政所執事職務の変化について研究を進めた。これらの研究について、来年度には、論考の公表ができるよう努力したい。 そのほか、史料の調査や分析を進めていくなかで、政所吉書やその運営に関する史料や、足利氏の家政運営に関する史料を見付けることができた。これらは研究予定にはなかったものであるが、政所に密接に関わるものであるため、調査を継続し、研究のなかに組み込むことにしたい。


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