研究者総覧

石川 遥至 イシカワ ハルユキ

所属部署教育コミュニケーションコース
職名講師
メールアドレス
ホームページURL
生年月日
Last Updated :2025/04/21

研究者情報

学位

  • 学士(文学)(2012年03月 早稲田大学)
  • 修士(文学)(2014年03月 早稲田大学)
  • 博士(文学)(2018年12月 早稲田大学)

J-Global ID

研究キーワード

  • 抑うつ   注意制御   マインドフルネス   反すう   気晴らし   

研究分野

  • 人文・社会 / 実験心理学
  • 人文・社会 / 教育心理学
  • 人文・社会 / 臨床心理学

経歴

  • 2025年04月 - 現在  兵庫教育大学大学院学校教育研究科 人間発達教育専攻 教育コミュニケーションコース講師
  • 2021年04月 - 現在  東京海洋大学非常勤講師
  • 2023年04月 - 2025年03月  早稲田大学文化構想学部現代人間論系講師(任期付)
  • 2021年04月 - 2025年03月  実践女子大学非常勤講師
  • 2021年04月 - 2025年03月  立教大学大学院現代心理学研究科非常勤講師
  • 2021年04月 - 2023年03月  早稲田大学文学部非常勤講師
  • 2021年04月 - 2023年03月  東京都立青梅看護専門学校非常勤講師
  • 2021年04月 - 2023年03月  駿河台大学非常勤講師
  • 2021年04月 - 2023年03月  早稲田大学文学学術院招聘研究員
  • 2017年04月 - 2023年03月  日本工業大学非常勤講師
  • 2018年04月 - 2020年03月  早稲田大学文学学術院
  • 2016年04月 - 2018年03月  日本医科大学看護専門学校非常勤講師

所属学協会

  • 東京公認心理師協会   日本教育心理学会   日本マインドフルネス学会   日本感情心理学会   日本健康心理学会   日本心理学会   

研究活動情報

論文

書籍

講演・口頭発表等

  • 反すう対象の想起を伴う「注意分割気晴らし」の有効性について  [通常講演]
    石川遥至
    日本心理学会第83回大会 2019年09月 口頭発表(一般)

MISC

受賞

  • 2022年01月 日本マインドフルネス学会第8回大会 最優秀ポスター発表賞
     2種類の瞑想の実施順序が瞑想初心者に与える影響 
    受賞者: 今城 希望;阿部 哲理;小守林 真実;石川 遥至;牟田 季純;越川 房子
  • 2019年08月 日本マインドフルネス学会第6回大会 最優秀研究賞
     摩訶止観の概念的追試:集中・洞察瞑想の順序と効果(3):改変版複合数字抹消課題を用いた注意機能の分析 
    受賞者: 石川遥至;牟田季純;阿部哲理;越川房子
  • 2018年12月 日本マインドフルネス学会第5回大会 優秀研究賞
     マインドフルネスにおける「三学」(一):戒の研究――マインドフルネス特性と日常生活におけるモラルの関係について―― 
    受賞者: 牟田 季純;飯田 有紀;石川 遥至;阿部 哲理;越川 房子
  • 2016年11月 日本マインドフルネス学会第3回大会 優秀研究賞
     マインドフルネスとダークトライアド,攻撃性 
    受賞者: 三枝高大;石川遥至;阿部哲理;越川房子;小塩真司

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2024年04月 -2027年03月 
    代表者 : 石川 遥至
  • 身体感覚を用いた注意訓練が内受容感覚と不安傾向に及ぼす影響
    メンタルヘルス岡本記念財団:メンタルヘルス岡本記念財団研究活動助成
    研究期間 : 2024年04月 -2025年03月 
    代表者 : 石川遥至; 越川房子; 阿部哲理; 今城希望
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究
    研究期間 : 2020年04月 -2022年03月 
    代表者 : 石川 遥至
     
    ネガティブな事柄について繰り返し考え続ける「反すう」は、抑うつ気分の長期化・増幅をもたらし、うつ病をはじめとした気分障害の発症リスクともなることが知られている。近年、この反すう思考を、注意の視野が狭まることで特定のネガティブな情報のみが処理され続ける視野狭窄状態として説明するモデルが提唱されている。反すうに対する対処方略の一つに、ネガティブな事柄から他の対象へと注意をそらす「気晴らし」が挙げられる。先行研究では、気晴らしが反すう思考を中断させ、抑うつ気分の早期の改善に役立つことが示されてきた。しかし一方で、気晴らしの効果は一時的なものに過ぎないことも指摘され、長期的な反すうの改善には至らないという限界も示唆されている。 そこで本研究では、反すうの長期的な緩和をもたらしうる新たな気晴らし方略として、ネガティブな事柄を想起しながら同時に気晴らしに取り組む「注意分割気晴らし」の効果と作用機序を検討することを目的としている。既に実施した調査からは、個人の反すう傾向が高いほど3ヵ月後の抑うつが高くなるものの、注意を分割するスキルなどが高い場合には抑うつの高まりがみられないことが示された。この結果は、本研究が想定した注意分割気晴らしの作用機序を裏付けるものであったといえる。 そして当該年度は、注意分割気晴らしが複数の対象への注意の分割を促すことで注意視野を広げ、気分の改善・ネガティブな事柄に関する認知の変容、および問題解決方略の産出の向上をもたらすという仮説を検証する実験を行っており、目標の約半数の参加者からデータを得た段階である。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 研究活動スタート支援
    研究期間 : 2018年08月 -2020年03月 
    代表者 : 石川 遥至
     
    質問紙調査により,不快な気分に対する適応的,不適応的な反応スタイル(不快な対象に関する思考を行う「考え込み反応」,不快な対象から注意を逸らし,他の対象に向ける「気そらし反応」),注意制御,抑うつ,自己没入の関連を検討した。調査対象は大学生・院生247名であった。 まず,反応スタイルから抑うつへの影響を注意制御スキルが媒介するというモデルを立て,媒介分析による検証を行った。その結果,考え込み反応と気そらし反応の適応的,不適応的な側面はいずれも,注意機能(選択的注意,分割的注意)を介して抑うつと関連することが示された。なかでも,分割的注意(注意を2つ以上の対象に同時に向ける能力)は全ての反応スタイルにおいて媒介効果を示した。 次に,自己について日常的に考え続ける傾向である自己没入と抑うつの関連を注意制御が調整するという仮説を立て,階層的重回帰分析による検証を行った。その結果,自己没入は抑うつと正の関連を示すものの,自己没入が高くとも分割的注意スキルが高ければ,抑うつが低く抑えられること,一方で自己没入が高く転換的注意スキル(注意をある対象から別の対象へ向け替える能力)も高ければ,抑うつが特に高まることが示された。 これらの結果は,自己の思考に注意が向きやすい人が抑うつ的な反すうから抜け出すためには「注意の分割」というスキルが重要であることを示唆する。これは本研究が今年度,実験によって検証する「注意分割気晴らし」の有効性を間接的に支持する知見である。従来,反すう思考への対処である気晴らしは,不快な思考から注意を逸らす(注意の転換)を強調するものであった。しかし,反すう傾向が高い人に対しては,不快な思考から注意を逸らすのではなく,そこに注意を向けながら気晴らしを行う(分割)ことが有効である可能性が示されたといえる。

委員歴

  • 2020年   日本マインドフルネス学会   幹事

担当経験のある科目

  • 臨床心理学早稲田大学
  • 心理学概論早稲田大学
  • 自己意識の心理学早稲田大学
  • 心の健康と社会早稲田大学
  • 必修基礎演習早稲田大学
  • 臨床心理査定演習1立教大学大学院
  • 教育相談実践女子大学
  • 教育相談東京海洋大学
  • 選択基礎演習(心理学にふれる)早稲田大学
  • 心身論ゼミA・B(代講)早稲田大学
  • コミュニケーション論東京都立青梅看護専門学校
  • 人間関係論東京都立青梅看護専門学校
  • 心の健康実践女子大学
  • 心理教育特論駿河台大学大学院
  • 教育相談駿河台大学
  • 教育心理学東京海洋大学
  • メンタルヘルスマネジメント概論早稲田大学
  • 健康心理学日本工業大学
  • 自己理解と対人関係の心理学日本工業大学
  • 心理学日本医科大学看護専門学校

その他のリンク

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