研究者総覧

吉田 達弘 ヨシダ タツヒロ

所属部署言語系教科マネジメントコース
職名教授
メールアドレス
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生年月日
Last Updated :2025/04/12

研究者情報

学位

  • 教育学修士(1991年03月 広島大学)

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J-Global ID

研究キーワード

  • 英語教育学   Teaching English as a Foreign Language   社会文化理論   言語教師教育   授業研究   

研究分野

  • 人文・社会 / 外国語教育 / 英語教育,社会文化理論,教室のインタラクション研究,英語教師教育,

学歴

  •         - 1991年04月   広島大学   教育学研究科博士課程後期   教科教育学専攻(退学)

所属学協会

  • World Association of Lesson Studies (WALS)   小学校英語教育学会   外国語教育メディア学会   関西英語教育学会   American Association of Applied Linguistics   全国英語教育学会   日本質的心理学会   TESOL International   中国地区英語教育学会   日本児童英語教育学会   初等教育カリキュラム学会   大学英語教育学会   英語教育ユニバーサルデザイン研究学会   日本教育心理学会   

研究活動情報

論文

書籍

  • Andrzej Cirocki; Mark Wya; Xuesong Andy Gao (担当:分担執筆範囲:Teachers as Continuously Developing Learners: Reflective Practice in the Graduate Schools of Teacher Education in Japan)Springer Nature 2024年07月 ISBN: 9789819726844
  • 金森, 強; 本多, 敏行; 他 (担当:分担執筆範囲:)教育出版 2024年01月 ISBN: 9784316204987 108p
  • 令和3年度版 文部科学省検定済教科書 中学校外国語科用 One World English Course 1・2・3
    (担当:分担執筆範囲:)2021年01月
  • 英語授業学の最前線
    大学英語教育学会; 淺川和也; 田地野彰; 小田眞幸 (担当:分担執筆範囲:「二人称的アプローチ」による英語授業研究の試み (pp.49-71))ひつじ書房 2020年11月 ISBN: 9784823410406
  • Tsui, Amy Bik May (担当:分担執筆範囲:Chapter 7. English education reform, teacher education, and the Tokyo Olympics: perfect timing? (pp.135-158))Cambridge University Press. 2020年11月 ISBN: 9781108856218 
    The spread of English is so much an integral part of globalization that it has become an essential global literacy skill. In Asia, this poses immense challenges to governments and English language teaching and teacher education professions as they attempt to meet this demand from students for a high level of English proficiency. This volume examines English language education policies across ten Asian jurisdictions, the corresponding teacher education policies, and how these policies affect teachers and teacher educators. Each chapter covers a different jurisdiction, and is written by a scholar engaged in the implementation of government policies on English language and teacher education, providing the reader with insiders' perspectives. It gives a fascinating glimpse into the remarkable similarities in the challenges posed to these countries and the critical issues that have emerged from the local responses despite their markedly different socioeconomic, political, cultural and historical backgrounds.
  • 金森, 強他 (担当:分担執筆範囲:)教育出版 2020年01月 ISBN: 9784316204031 118, 2, 4p
  • 「学ぶ・教える・考える」ための実践的英語科教育法
    酒井 英樹; 廣森 友人; 吉田 達弘 (担当:共編者(共編著者)範囲:)大修館書店 2018年11月 ISBN: 9784469246223
  • 主体的な学びをめざす小学校英語教育ー教科化からの新しい展開
    金森 強; 本多敏幸; 泉 惠美子 (担当:共著範囲:第2章 5.評価の在り方(形成的評価のためのポートフォリオ))教育出版 2017年 ISBN: 9784316804446 
    https://goo.gl/3LMqe4
  • Team Teaching and Team Learning in the Language Classroom: Collaboration for innovation in ELT
    Tajino, A; Stewart, T; Dalsky, D (担当:単著範囲:A sociocultural analysis of effective team teaching in a Japanese language classroom. I)Routledge 2016年01月 ISBN: 9781138857650 196
  • 第2言語習得研究と英語教育の実践研究―山岡俊比古先生追悼論文集―
    山岡俊比古先生追悼論文集編集委員会 (担当:単著範囲:英語教育におけるダイナミック・アセスメントの可能性)開隆堂出版 2014年03月
  • Language Teachers and Teaching: Global Perspectives, Local Initiatives
    Said, S. B; Zhang, L. J (担当:分担執筆範囲:Chapter 13 Teachers’ Conceptual Development and the Transformation of Teaching Through Narratives in the E-portfolio.)Routledge 2013年11月
  • Research on Second Language Teacher Education: A Sociocultural Perspective for Professional Development
    Johnson, K.E; Golombek, P.R (担当:分担執筆範囲:Chapter 9 Moodle as a Mediational Space: Japanese EFL Teachers’ Emerging Conceptions of Curriculum.)Routledge 2011年
  • 新しい学びを拓く英語科授業の理論と実践
    三浦省五; 深澤清治 (担当:分担執筆範囲:第6章第4節 新しい評価)ミネルヴァ書房 2009年
  • リフレクティブな英語教育をめざして—教師の語りが拓く授業研究
    吉田達弘; 玉井健; 横溝紳一郎; 今井裕之; 柳瀬陽介 (担当:共編者(共編著者)範囲:はじめに,英語教育実践の現場に研究者が関わることの意味ー教師の成長,研究者の成長ー)ひつじ書房 2009年
  • HOPE: 中高生のための英語スピーキングテスト
    今井裕之; 吉田達弘 (担当:共編者(共編著者)範囲:)教育出版 2007年
  • 高梨, 庸雄; 卯城, 祐司 (担当:範囲:第2章 コミュニケーションとしてのリーディング.)研究社出版 2000年04月 ISBN: 4327461393 xii, 435p
  • 英語教育学論集 青木先生古希記念論文集
    (担当:分担執筆範囲:英語教育研究における学習観の転換)2000年
  • 松村幹男先生退官記念 英語教育研究
    (担当:分担執筆範囲:語彙結束における語彙選択の要因−新しい語彙指導に向けて−)1995年

講演・口頭発表等

  • Enhancing interactional competence in Japanese EFL students through pedagogical intervention  [通常講演]
    Takahiro Miyazaki; Tatsuhiro Yoshida
    American Association of Applied Linguistics, Houston, 2024 2024年03月 口頭発表(一般)

MISC

  • 児童が主体的に学ぶ外国語・外国語活動の授業づくり(9)インクルーシブな外国語教育を考える
    吉田達弘 月刊『兵庫教育』 (2024年4月) 24 -25 2024年04月
  • 児童が主体的に学ぶ外国語・外国語活動の授業づくり(8)外国語の小中連携を考える
    吉田達弘 月刊『兵庫教育』 (2023年12月) 2023年12月
  • 児童が主体的に学ぶ外国語・外国語活動の授業づくり(7)評価について考えようーその2−
    吉田達弘 月刊『兵庫教育』 (2023年8月号) 24 -25 2023年08月
  • 児童が主体的に学ぶ外国語・外国語活動の授業づくり(6)「評価」について考えよう〜その1〜
    吉田達弘 月刊「兵庫教育」 2023年4月号 24 -25 2023年04月
  • 児童が主体的に学ぶ外国語・外国語活動の授業づくり(5)「読むこと・書くこと」の指導〜その2〜
    吉田達弘 月刊「兵庫教育」 2022年12月号 24 -25 2022年12月
  • 児童が主体的に学ぶ外国語・外国語活動の授業づくり(4)「読むこと・書くこと」の指導〜その1〜
    吉田達弘 月刊「兵庫教育」 2022年8月号 24 -25 2022年08月
  • 児童が主体的に学ぶ外国語・外国語活動の授業づくり(3)5領域の指導〜話すこと(発表)〜
    吉田達弘 月刊「兵庫教育」 2022年4月号 24 -25 2022年04月
  • 児童が主体的に学ぶ外国語・外国語活動の授業づくり(2)5領域の指導〜話すこと(やり取り)〜
    吉田達弘 月刊「兵庫教育」 2021年12月号 24 -25 2021年12月
  • 児童が主体的に学ぶ外国語・外国語活動の授業づくり(1)教科化一年目、二年目の実践を振り返って
    吉田達弘 月刊「兵庫教育」 2021年8月号 24 -25 2021年08月
  • 吉田 達弘 英語教育 54 (11) 32 -34 2006年01月

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2019年04月 -2023年03月 
    代表者 : 岩坂 泰子; 吉田 達弘; 竹内 晋平; 藤井 康子
     
    3年目となる2021年度の取り組みは以下の通りである。2021年度の成果は、本科研の申請時に計画・実践を行なっていたいくつかの実践授業を論文としてまとめることができたことである。発表した論文は以下の2つである。 一つは、2017年7月に岩坂が行なった小学校5年生を対象とした思考を絵に表すことを取り入れた外国語授業実践(この実践は小学校英語教育学会誌(2018年)に掲載)と2019年2月に分担者藤井康子氏とともに行なった小学校6年生を対象とした図画工作科との連携で行なった外国語授業実践(この実践は美術教育研究誌(2021年)に掲載)を本科研研究の理論的基盤である社会文化理論と、本研究で新たに開拓したマルチモダリティ(Kress, 2010)理論の統合理論で分析をし直し、分担者吉田達弘氏からの助言・指導を受け論文にまとめることができた。 もう一つは、2018年12月に分担者藤井康子氏と行なった小学校3年生を対象とした図画工作科と外国語の連携授業を本科研の理論の枠組みで再検討し、美術教育学誌に2022年3月に掲載された。 小学校外国語は2020年度から正式な教科となったが、2021年度に発表した2つの論文で扱った3つの実践は全て教科となる前の「領域」としての小学校外国語活動としての実践である。特に、2018年に行なった小学3年生を対象とした実践は、今回の指導要領改訂で初めて外国語活動としての実践が始まる前の中学年を対象とした先駆的な試みであり、この実践結果と意義を論文として発表できたことは、現行の指導要領下での初等外国語のあり方を考える上での検討材料としての価値を見出すものである。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2017年04月 -2023年03月 
    代表者 : 今井 裕之; 吉田 達弘; 名部井 敏代
     
    2021年度は新型コロナウイルス感染症の影響も幾分おさまり、小中高等学校への訪問も学期中は週1回程度の頻度で行うことができた(ネット会議機能を使った遠隔でのものも含めて)。しかしながら、その大半はコロナ禍における授業支援、新学習指導要領実施にあたっての評価方法の見直し、パフォーマンステスト実施の支援を目的としたもので、研究目的のデータ収集を依頼するのは困難な状況が続いた。 十分なデータ収集を行うことはできなかったが、限られたデータの分析を通して、学習が対話・やりとりを通して、外国語の語彙の意味やその用法を獲得する過程を捉えることができた。それにより学習者同士の対話を通した知識変容の様子を研究成果としてまとめる目処がついたと考えている。 本研究のまとめの年度とする予定であったが、研究成果の発表機会を2022年度に持ち越してしまったため、21年度末に研究継続を申請した。当初の研究計画では、研究成果を「(1)論文発表,(2)学会での研究発表,(3)国内での独自の国際シンポジウムを実施する。また同時に(4)申請者たちが関わる学校や教育委員会,教員の研究組織(中英研、高英研など)が開催する研究大会などで研究成果の公開を図る」こととしていたが、これらのうち、(3)の国際シンポジウムの開催については残念ながら実施困難だったため、(1)(2)(4)の方法に注力し、(4)の教員の研究組織での成果の公開・普及については十分な成果をすでに残しており今後も継続する。(1)(2)の成果報告を22年度中に学会発表、論文投稿を遂行・完了する。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2020年04月 -2023年03月 
    代表者 : 吉田 達弘; 今井 裕之; 岩坂 泰子
     
    本研究の目的は,英語教師自身が自己の内面で発生した情動に着目し,その情動を契機として児童生徒とのやりとりにおいてどのような即興的思考をしたのかを検討する場として,授業研究を再構築することを目指すものである。今年度は,進捗が遅れていた研究協力校(小学校2校と中学校1校)との研究体制の構築をおこなった。しかし,感染症対策から,直接協力校を訪問し,授業研究をすることはできず,また,研究協力校でも学級閉鎖が発生し,データ収集に遅れが出た。このため,オンライン授業研究システムVEO (Video Enhanced Observation)を活用し,授業者へのインタビューもオンラインでおこなうなどの改善策を講じた。 具体的には,研究協力者である英語担当教員(3名)が,1ヶ月に2ー3本の授業ビデオをVEOにアップロードし,オンラインでの授業研究を実施した。また,研究協力者にはオンラインでインタビューを実施(8月,1月)した。小学校の外国語専科教員である2名の協力者に対するインタビューからは,学習指導要領の改訂やそれに伴う教育施策によって,教師としての自身をとりまく教育環境が大きく変化し,担任教師として外国語を指導していた頃と立場が大きく変わっていることが語られていた。特に,専科教員として感じる孤独感や負担感,一方で,自治体や学校の期待に応えたいとう責任感といった情動に関する語りが多くみられた。また,VEOによる授業研究で,授業内の児童たちの変化についても,より詳細に気づくことが可能となったこと,また,他者の授業ビデオから学ぶことで,専科教員として感じている孤独感が解消され,自己成長につながったことが述べられた。オンラインでの授業研究が本研究においても一定の効果があることから,小中学校の協力教員との授業研究を3年目も継続し,より豊富なデータ収集と精緻な分析を目指す。
  • 兵庫教育大学:「理論と実践の融合」に関する共同研究活動
    研究期間 : 2020年05月 -2021年03月 
    代表者 : Paul Miller; Christorpher Sheen; 伊藤寧; 岸本周子; 近藤暁子; 鳴海智之
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2017年04月 -2020年03月 
    代表者 : 松井 かおり; 今井 裕之; 吉田 達弘; 石田 喜美
     
    本研究は、ヴィゴツキーの発達研究および社会文化的理論を基盤とするパフォーマンス心理学に基づき、海外につながる子ども達に対するドラマワークショップ(以下ドラマWS)の指導プログラムの開発を行った。文化的に多様な背景を持つ子ども達がドラマWSを通して日本語力などリテラシーの涵養とともに、心理的不安を克服し人間関係を築く力の育成を目的とした。外国人の子ども達が学ぶ国際学級や、アフタースクール活動において、ドラマを応用した活動を複数回実践し、そのプログラムをまとめた。また小、中学校教員、外国人児童生徒適応指導員、日本語教室の指導員らを対象とし、ドラマを応用した教科教育に役立つプログラムを試行した。
  • 文部科学省委託事業 中学校・高等学校における英語教育の抜本的改善のための指導方法等に関する実証研究
    文部科学省:小・中・高等学校を通じた英語教育強化事業
    研究期間 : 2016年07月 -2020年03月 
    代表者 : 近藤暁子; 多田ウェンディ; 鳴海智之; 山本大貴
  • 科学研究費基盤研究一般(C)
    研究期間 : 2016年04月 -2020年03月 
    代表者 : 吉田 達弘
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2015年04月 -2018年03月 
    代表者 : 柳瀬 陽介; 吉田 達弘; 玉井 健; 長嶺 寿宣; 樫葉 みつ子; 田尻 悟郎; 横溝 紳一郎; 山本 玲子; 今井 裕之
     
    教師教育に関してはこれまでさまざまな検討がなされてきたが、講習の際にどのように情動・感情が身体的に共有されるかについての研究は少ない。本研究は、教師教育者・メンターの成長を、情感性(情動と感情の自覚)と身体性(情動と感情の表現)の側面から理論的に解明し分析的な記述を行った。その研究、情感性と身体性を統合する概念としての感受性は、カント以来の感性・知性・理性の三段階の枠組みで現代の諸概念も統合的に説明できること、および、すぐれた教師教育者・メンターはそのどの段階においても高い感受性の働きを示し、そのことによって受講者における意味の自己生成をコミュニケーションで育むことなどがわかった。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2014年04月 -2017年03月 
    代表者 : 松井 かおり; 田室 寿見子; 各務 眞弓; 山田 久子; 今井 裕之; 吉田 達弘
     
    本研究は、海外にルーツがあり多様な文化的背景を持つ子ども達が日本人地域住民と協同して行うドラマ・プロジェクトを調査し、これらの子ども達の発達を支えるドラマ活動の意義と可能性について考察を行った。調査は、外国人集住地区で活動する可児市国際交流協会や、移民大国であるUKのロンドン大学や演劇ユニットと連帯して行われ、複数回のドラマ・ワークショップ、国際シンポジウムを実施して、ドラマ活動を支える環境づくりについても議論した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2012年04月 -2016年03月 
    代表者 : 今井 裕之; 吉田 達弘; 柳瀬 陽介; 松井 かおり
     
    本研究では、高等学校に限らず、小中学校も含めて、授業観察、実践者との授業づくり、授業研究・研修を行い、その記録と分析を行った。その結果、英語学習者が高等学校に至る過程において、活用型の学習形態が減少していること、教科書や評価等の学習環境の問題が明らかになった。小中学校の学習形態は、協働的な学習、タスク中心の授業が比較的容易な環境にあるが、高等学校では学習者たちが、英語の知識や技能を有しているにも関わらず、その活用が乏しいのが実態であったが、即興性、情動、感情を交えた言語活動の開発が、これまでの指導法を少なくとも補完する手段として有効であることが明らかになった。
  • ダイナミック・アセスメントに基づく英語教育の指導・評価枠組みの開発
    科学研究費基盤研究(C)一般
    研究期間 : 2013年04月 -2016年03月 
    代表者 : 吉田 達弘
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2012年04月 -2015年03月 
    代表者 : 柳瀬 陽介; 吉田 達弘; 玉井 健; 樫葉 みつ子; 横溝 紳一郎; 今井 裕之
     
    書記言語によるに関しては、二次観察という理論的枠組みでその意義を捉え直し、二次観察による自らの実践の「客観化」が促進される過程を実証的に示し、さらに「客観性」に関する根源的な問い直しも行った。 自国語(日本語)と目標言語(英語)での差に関しては、それぞれに込められた機能と認識の差異を実証的に解明し、英語が実践との感情的距離を保つために使われたり、英語教師にとってもコミュニケーションの実質的手段としてはみなされていなかったりするといった興味深い結果が得られた。また、同僚の方言混じりの日本語を国際学会発表のために英語に翻訳する過程で、日英語を問わないことばの学びが深まったといった事例も報告した。
  • 電子ポートフォリオを利用した英語教師の学びと成長:ナラティブ生成と授業改善の支援
    科学研究費補助金基盤研究(一般(C))
    研究期間 : 2009年04月 -2011年03月 
    代表者 : 吉田 達弘
  • 第二言語教育に特化した教師ナラティブ研究の理論的・実証的展開
    科学研究費補助金基盤研究(一般(C))
    研究期間 : 2009年 -2011年 
    代表者 : 柳瀬 陽介
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2006年 -2008年 
    代表者 : 吉田 達弘
     
    本研究では,社会文化的アプローチを基礎理論として,英語教師の学びについて新しい研究の枠組みを提供し,英語教師の学び・成長を支援する教師教育の方法や環境の開発を行った。具体的には,(1)社会文化的アプローチを援用した英語教師教育の基礎理論の研究,(2)英語教師の学びと成長を支援するポートフォリオの開発,(3)英語教師教育方法論としてのナラティブ・アプローチの研究,という課題に取り組んだ。
  • 社会文化的アプローチによる英語科教師の学びの研究
    科学研究費補助金基盤研究(一般(C))
    研究期間 : 2006年 -2008年 
    代表者 : 吉田 達弘
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2005年 -2007年 
    代表者 : 玉井 健; 野村 和宏; 吉田 達弘; 今井 裕之; 泉 恵美子
     
    平成19年は最終年度ということで、メンバーそれぞれが各自の授業研究についての理論的スタンスをもとに視覚データ提示の方法、およびその内容、形式を決定し、映像データとして具体化させていった。 本研究では、自律的な教師の成長に寄与する研究方法をDVDデータとして提示することに最大の意味がある。そのために、データ構成とその背景概念を具体的にする必要性が各個人に求められた。具体的な研究課題は次のようなものとなった。複層的な視点で分析を可能にするためには 1「どのようなデータを」 2「どのように提示すればよいか」 3「それはなぜか」 さらに、研究分担者が共有する目的として、次の二つを掲げた。 1「見る者に自由な解釈、議論を許すスペースを持たせた、教材的な性質を持つデータベース授業映像」 2「教師の授業観が変容していく過程を映し出すといった「過程」をとらえられる資料」 以上の共有課題は、本研究の映像データが模範的モデルの集まりでとはならないことを意味している。理論的な基盤としては、ヴィゴツキー、バフーチン、ラントルフに代表される社会文化理論、エンゲストロムによる活動理論、及びデューイの経験主義的学習理論、「理解」を第一義的に掲げるオールライトのExploratory practiceである。こうした人間の社会的な関わりを前提とする非構造主義的なスタンスに立った上で、どのような授業研究データベースが可能かが各人によって具体化された。 本研究最終成果としてのデータベースは報告書と1枚のDVDに編集された。それは集録的モデル授業実践記録ではない。本授業研究データは様々な形をとる。教師だけでなく研究者も巻き込んでいるものもあれば、教師の成長、変容の記録であり教師自らが語るものでもある。教室内にとどまらない授業に関わる様々な文脈、時間的段階を、異なる角度から複層的に検証する過程で、多用な解釈が可能になってくるだろう。この映像の複層的な解釈こそが本研究課題の目指したデータベースの最大の特徴と言えるだろう。またその解釈は我々のものではなく、このデータベースを使用する者に委ねられている。映像そのものがひとつのナラティブ、語られ、解釈されるものとなると考えている。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 1993年 -1993年 
    代表者 : 吉田 達弘
     
    本研究では、大学生レベルの英語学習者を対象にし、リーディングにおける文・談話理解、特に代名詞理解に焦点をあて、そのプロセスを明らかにした。 まず、母語話者を対象とした代名詞理解の研究を概観し、その研究結果の整理を行った。これらの先行研究で問題となっているのは、母語話者の代名詞(he,she)の理解にどのような要因が利用されているかであった。様々な要因が確認されている中で、統語的手がかりである性(gender)と語用論的な情報である潜在的因果関係(implicit causality)については、どちらが優位な働きをしているのか議論が分かれている。最近の報告では、実験文の提示方法によって、結果が変化することが示され、表層的情報である性は被験者にまず利用される手がかりであるが、実験の負荷が減れば、動詞の意味に基づく情報である潜在的因果関係の利用が可能になることが明らかになった。 この実験結果を外国語として英語を学ぶ学習者に当てはめてみると、次のようなことが予測できる。(1)母語話者に比べ処理能力の劣る学習者は、まず、表層的情報である性を利用するため、全体的に、性の情報が可能であるかどうかによって反応の優劣が生じる。(2)学習を英語学力上位・下位群に分けた場合、上位群は処理能力に優れるため、潜在的因果関係の要因によって反応に差が生じるが、下位群はもっぱら性に依存した処理を行うため、上位群とは異なった反応となる。 予備テストの結果から、英語学力上位・下位群に分けた大学1年生を被験者としたオンライン実験では、上の予測が裏付けられ、学習者の英語学力による処理方略の違いが明らかになった。
  • Development of English Language Learning Environment through the use of Multimedia and the Internet
  • English Teaching/Learning from the Perspective of situated cognition and the sociocultural approach
  • Participatory Classroom Research and Curriculum Development for EFL

その他のリンク

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