研究者総覧

清水 真由子 シミズ マユコ

所属部署学校心理・学校健康教育・発達支援コース
職名講師
メールアドレス
ホームページURL
生年月日
Last Updated :2025/04/12

研究者情報

学位

  • 博士(人間科学)(大阪大学)

J-Global ID

研究キーワード

  • 教育心理学   発達心理学   

研究分野

  • 人文・社会 / 教育心理学
  • 人文・社会 / 子ども学、保育学

経歴

  • 2024年04月 - 現在  京都国際社会福祉センターのぞみ親子相談室相談員
  • 2023年04月 - 現在  兵庫教育大学大学院学校教育研究科講師
  • 2018年04月 - 2023年03月  大阪成蹊大学教育学部講師
  • 2014年04月 - 2018年03月  大阪大学大学院人間科学研究科比較発達心理学研究分野助教
  • 2013年04月 - 2014年03月  大阪大学大学院人間科学研究科附属比較行動実験施設特任研究員
  • 2010年04月 - 2012年03月  日本学術振興会特別研究員DC2

学歴

  • 2008年04月 - 2013年03月   大阪大学大学院   人間科学研究科博士後期課程
  • 2006年04月 - 2008年03月   大阪大学大学院   人間科学研究科博士前期課程
  • 2002年04月 - 2006年03月   同志社大学   文学部   文化学科心理学専攻

研究活動情報

論文

  • 初潮のタイミングと女子大学生の心理的適応との関連
    清水真由子; 日野林俊彦
    兵庫教育大学研究紀要 66 9 - 15 2025年
  • Japanese preschool-aged children’s gratitude as a moral virtue: Is the development of gratitude culture-specific?
    Mayuko Kato-Shimizu; Toshihiko Hinobayashi
    Journal of Early Childhood Research accepted  2025年 [査読有り]
  • Public relations and marketing on websites of guide dog organizations
    Sakura Mizuta; Mayuko Kato-Shimizu; Naoko Koda
    People and Animals: The International Journal of Research and Practice 8 1 1 - 16 2025年 [査読有り]
  • 思春期女子の性別受容と初潮の関わりー2015年2月における全国41,838人の小・中学生の調査からー
    清水真由子; 日野林俊彦
    兵庫教育大学研究紀要 65 15 - 20 2024年09月
  • 2018年度から2021年度までの授業評価アンケートの分析ー4年間の経年比較と自由記述の解析ー
    清水(加藤)真由子, 鈴木 勇
    大阪成蹊大学紀要 9 121 - 129 2023年
  • Short-term direct reciprocity of prosocial behaviors in Japanese preschool children
    Mayuko Kato-Shimizu; Kenji Onishi; Tadahiro Kanazawa; Toshihiko Hinobayashi
    PLoS ONE 17 3 1 - 19 2022年03月 [査読有り]
  • 現代の子どもの遊び環境と内容についてー保育・教育系大学生の児童期における遊びに関する実態調査からー
    清水(加藤)真由子; 藤崎亜由子; 西郷幸来; 菅野あゆみ; 松田千幸
    大阪成蹊大学紀要 6 321 - 334 2020年02月
  • 幼児期における共同意図に基づいた抑制的協力行動
    清水(加藤)真由子; 乾 愛有美; 金澤忠博; 日野林俊彦
    大阪成蹊大学紀要 5 203 - 212 2019年
  • 向社会的行動に関する比較発達心理学的検討
    清水(加藤)真由子
    未来共生学 2 83 - 96 2015年03月 [査読有り]
  • Mayuko Kato-Shimizu; Kenji Onishi; Tadahiro Kanazawa; Toshihiko Hinobayashi
    PLoS ONE 8 8 1 - 10 2013年08月 [査読有り]
  • 清水(加藤)真由子
    行動科学 51 1 57 - 64 日本行動科学学会 2012年09月 [査読有り]
  • 加藤真由子; 大西賢治; 金澤忠博; 日野林俊彦; 南 徹弘
    発達心理学研究 23 1 12 - 22 一般社団法人 日本発達心理学会 2012年03月 [査読有り]
  • The change of interests of Japanese schoolgirls around puberty
    Hinobayashi T; Kato M; Yamada K; Kanazawa T; Akai S; Minami T; Itoigawa N
    Proceedings of the 15th European Conference on Developmental Psychology 441 - 444 2011年
  • Gender acceptance and Menarche
    Hinobayashi, T; Yamada, K; Kato, M; Akai, S; Kanazawa, T; Minami, T; Itoigawa, N
    Proceedings of the 14th European Conference on Developmental Psychology 7 - 10 2010年
  • 離乳期ラットの空間学習に与える環境エンリッチメント効果
    加藤真由子; 小賀泉実; 岡市広成
    行動科学 45 1 47 - 48 2006年 [査読有り]

書籍

  • 羽野, ゆつ子; 竹原, 卓真 (担当:共著範囲:第8章 他者と関わる力の発達を知ろうー社会性の発達心理学ー)ナカニシヤ出版 2021年03月 ISBN: 9784779515576 vii, 197p
  • シリーズ人間科学1・食べる
    清水(加藤) 真由子 (担当:共著範囲:第1章 食を通した心の発達)大阪大学出版会 2018年03月 ISBN: 9784872596182

講演・口頭発表等

  • 遊びで広がる子どもの世界
    清水真由子
    かとうGENKi すくすく子育て 2025年03月
  • 初潮のタイミングと青年期後期の心理的適応との関連
    清水(加藤) 真由子; 日野林俊彦
    日本発達心理学会第36回大会 2025年03月 ポスター発表
  • 就学前児における道徳的美徳としての感謝について
    清水(加藤) 真由子; 日野林俊彦
    日本発達心理学会第35回大会 2024年03月
  • 「ありがとう」が育む子どもの人間関係
    清水真由子
    新しい保育を考える連絡会 2024年01月
  • 感謝の心の発達について
    清水真由子
    かとうGENKi すくすく子育て 2024年01月
  • がまんのマシュマロ!?セルフコントロールから始まるいろんな力  [通常講演]
    清水 真由子
    まなびのカフェ 2017年12月
  • 情けは人のためならず ~思いやり行動の発達  [通常講演]
    清水 真由子
    Handai-Asahi中之島塾 2015年02月
  • 幼児の選択的な向社会的行動に関する研究  [通常講演]
    清水 真由子
    第78回日本心理学会 2014年09月

受賞

  • 2021年07月 大阪成蹊学園 教員表彰(授業部門)
     
    受賞者: 清水真由子
  • 2014年10月 大阪大学 第9回大阪大学総長による表彰
     
    受賞者: 清水 真由子
  • 2014年03月 日本発達心理学会 第23回日本発達心理学会学会賞
     
    受賞者: 清水 真由子

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2023年04月 -2028年03月 
    代表者 : 清水 真由子
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2019年04月 -2025年03月 
    代表者 : 清水 真由子
     
    感謝と一口に言っても、他者の善意をありがたいと感じることもあれば、申し訳ないと感じることもある。文化比較研究から、日本人では感謝が生起されやすい状況での感情体験として、「心苦しい」という負債感や申し訳なさが生じやすいことが報告されている。先に述べたNelson et al. の先行研究はアメリカで実施された研究であるが、日本の幼児の感謝理解と違いがみられるのかはこれまで検討されていない。本研究は、幼児期の感謝理解の特徴を明らかにすることと、その特徴に文化差が見られるのかを検討することを目的とした。 2021年度は、感謝理解を測定するための課題場面における子どもへのインタビュー内容のトランスクリプションをもとに、詳細な分析を行った。その結果、日本の幼児はアメリカの幼児と比べて他者から好意を受けたあとポジティブ感情を報告しやすかった。また日本の幼児はポジティブ感情と好意を施してくれた相手を結び付けて理解する傾向が強かった。負債感や申し訳なさと関連する感情の報告は見られなかった。 日本の幼児はアメリカの幼児と比べて、相手が好意を施すために多くのコストを払った場合、その相手へのお返しの理由として互恵性を挙げることが多かった。日本の子どもたちは、相手のコストが大きかった場合、その後のやり取りで互恵性を意識しやすく、道徳的な美徳として感謝を理解する度合いが高いのかもしれない。反対に、相手が好意を施すために払ったコストが少なかった場合、日本の子どもたちはアメリカの子どもたちよりもお返しの理由として社会的慣習を挙げることが多かった。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2015年04月 -2019年03月 
    代表者 : 清水 真由子
     
    幼児同士のやり取りにおいて共同意図に基づいた協力関係がいかに構築されていくのかを明らかにすることを目的とした。4・5歳児69名を対象に、相手の意図を考慮した抑制的協力行動の理解を測る課題を行った結果、相手の「一人で作りたい」という意図が明示されていても「見守る」という抑制的協力行動を選択した児はわずかであった。抑制的協力行動と他者の信念理解との関連を分析すると、他者の信念理解が抑制的協力行動の選択に影響していた。これらの結果から、相手の意図を考慮して抑制的協力行動を選択する傾向は4・5歳頃から徐々に発達し始めること、その発達には「心の理論」が影響している可能性が考えられた。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2014年04月 -2018年03月 
    代表者 : 日野林 俊彦; 赤井 誠生; 金澤 忠博; 大西 賢治; 清水 真由子
     
    初潮年齢は、個人の発達指標であるとともに、生活史理論から見ると進化発達的指標でもあり、発達の加速は進化における異時性の視点からも興味深い。近年、日本における平均初潮年齢は、低年齢化したままで変化は少ない。しかし、進化的傾向に逆行する、低年齢化の影響は、女性の発達に大きな影響を与えている。初潮年齢は、朝食や、睡眠時間のような健康習慣が悪化すると低い傾向が見られた。一方、性別受容は、既潮群の肯定率が低い。また、思春期前後では「保育士」ような、乳幼児に関わる職業が選択される傾向がみられるが、時代的に選択率が低下する傾向もみられ、思春期に子供への関心を高める効果が低下していることも考えられる。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2013年04月 -2015年03月 
    代表者 : 清水 真由子
     
    大規模な集団で協力関係を維持するためには、相手の以前のやり取り相手の特徴に関する情報 (二次情報) も含めた選択的な向社会的行動が不可欠であることが指摘されている。本研究では、幼児を対象に、二次情報に応じた選択的な向社会的行動がどのように発達するのかを検討した。8ヵ月児と16ヵ月児を対象に実験を行った結果、16ヵ月児が二次情報に応じた向社会的行動を示す一方、8ヵ月児ではそのような傾向が見られなかった。 生後1年を過ぎた頃から、幼児は相手の行為がどのような状況で行われたのかといった複雑な情報に基づいて向社会的行動を変化させるようになってくると考えられる。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2010年 -2012年 
    代表者 : 日野林 俊彦; 赤井 誠生; 金澤 忠博; 大西 賢治; 山田 一憲; 清水 真由子
     
    2011 年 2 月に日本全国より 45,830 人の女子児童・生徒の初潮に関わる資料を収集した。プロビット法による日本女性の平均初潮年齢は 12 歳 2.3 ヵ月 (12.189 歳)で、現在 12 歳 2.0ヵ月前後で、第二次世界大戦後二度目の停滞傾向が持続していると考えられる。初潮年齢は、睡眠や朝食習慣のような健康習慣と連動していると見られる。平均初潮年齢の地域差は、初潮年齢が各個人の発達指標であるとともに、進化的指標でもあり、さらには国内における社会・経済的格差や健康格差を反映している可能性がある。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2010年 -2011年 
    代表者 : 加藤 真由子
     
    血縁関係のない相手と大規模な協力関係を築くのは、ヒト社会の大きな特徴である。このような協力関係を成立させるメカニズムの一つが、間接互恵性(誰かを助ければそれを見ていた別の誰かが自分を助けてくれる)である。間接互恵性に基づいた協力関係が成立するためには、第三者に対する行動から相手を識別し、第三者に援助した相手を助け、援助しなかった相手は助けないといった行動傾向が必要となる。近年、幼児を対象とした実験的な研究から、第三者に対する行動から相手を識別する能力や第三者に対する行動から相手に対する行動を変化させる能力を持つことが示された(Olson&Spelke,2008;Vaish,Carpenter,&Tomasello,2010;Kenward&Dahl,2011)。しかし、先行研究では相手がパペットや大人の実験者である状況下でのみ検証されており、同年齢の他児との実際のやり取りの中で、他児の第三者に対する行動からその相手に対する行動を変化させる行動傾向を示すのかは言及できていない。本研究では、5-6歳児同士の実際のやり取りの中で、第三者に向社会的行動を行った幼児に対して、それを周りで見ていた幼児がどのような行動傾向を示すのかを行動観察を用いて調べ、幼児同士のやり取りの中で間接互恵的な行動傾向がみられるのかを検討した。 その結果、向社会的行動が観察された直後の場面では統制場面に比べて、第三者に向社会的行動を行った幼児に対して、周りで見ていた幼児は、向社会的行動や親和的行動を行いやすかった。つまり、実際のやり取りの中でも、幼児は第三者に対する援助的な行動から相手に対する援助行動を決定するといった行動傾向を持つことが示された。この結果から、ヒトの幼児は複雑な社会関係を築き始める前の段階から、間接互恵的な行動傾向を持つ可能性が示唆され、発達段階のごく初期から間接互恵性に基づく協力関係を築く素地を持っている可能性が示唆された。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2007年 -2009年 
    代表者 : 日野林 俊彦; 南 徹弘; 安田 純; 志澤 康弘; 赤井 誠生; 新居 佳子; 山田 一憲; 加藤 真由子; 南 徹弘; 安田 純; 志澤 康弘; 赤井 誠生; 新居 佳子
     
    2008年2月に日本全国より41,798人の女子児童・生徒の初潮に関わる資料を収集した。プロビット法による日本女性の平均初潮年齢は12歳2.3ヵ月(12.189歳)で、現在12歳2.0ヵ月前後で、第二次世界大戦後二度目の停滞傾向が持続していると考えられる。初潮年齢は、睡眠や朝食習慣のような健康習慣と連動していると見られる。平均初潮年齢の地域差は、初潮年齢が各個人の発達指標であるとともに、国内における社会・経済的格差や健康格差を反映している可能性がある。

委員歴

  • 2023年12月 - 現在   一般社団法人日本臨床発達心理士会兵庫支部   会計
  • 2023年05月 - 現在   一般社団法人日本臨床発達心理士会   兵庫支部代議員

担当経験のある科目

  • 幼児理解大阪成蹊大学
  • 発達心理学梅花女子大学
  • 心理学なにわ歯科衛生専門学校
  • 発達アセスメントと支援兵庫教育大学大学院
  • 情動・社会性発達論兵庫教育大学大学院
  • 心理統計研究法兵庫教育大学大学院
  • 子どもの発達と学校の関わり兵庫教育大学大学院
  • 発達心理学兵庫教育大学
  • 子ども家庭支援の心理学大阪成蹊大学
  • 保育の心理学大阪成蹊大学

メディア報道

  • 子ども点描 「ありがとう」という言葉
    報道 : 2024年03月21日
    執筆者 : 本人以外
    番組・新聞雑誌 : 産経新聞
     新聞・雑誌

その他のリンク

researchmap