研究者総覧

福田 喜彦 フクダ ヨシヒコ

所属部署社会系教科マネジメントコース
職名教授
メールアドレス
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生年月日
Last Updated :2025/10/11

研究者情報

学位

  • 修士(教育学)(鹿児島大学)
  • 博士(教育学)(広島大学)

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J-Global ID

研究キーワード

  • 公民教育   日韓   社会科教育   東アジア   判決書教材   高等師範学校附属小学校   教育雑誌   市民性教育   歴史教育   昭和戦前期   

研究分野

  • 人文・社会 / 教科教育学、初等中等教育学 / 社会科教育

経歴

  • 2022年04月 - 現在  兵庫教育大学 大学院 連合学校教育学研究科社会系教育連合講座教授(兼担)
  • 2022年04月 - 現在  兵庫教育大学大学院学校教育研究科教授
  • 2018年10月 - 2022年03月  兵庫教育大学 大学院 連合学校教育学研究科社会系教育連合講座准教授(兼担)
  • 2016年10月 - 2022年03月  兵庫教育大学大学院 学校教育研究科准教授
  • 2011年04月 - 2016年09月  愛媛大学教育学部准教授
  • 2008年04月 - 2011年03月  愛媛大学教育学部講師
  • 2002年04月 - 2008年03月  有明学園有明高等学校教諭
  • 2001年04月 - 2002年03月  有明学園有明高等学校常勤講師

学歴

  • 2008年04月 - 2011年03月   広島大学大学院   教育学研究科   学習開発専攻
  •         - 2011年   広島大学   Graduate School, Division of Education
  • 1999年04月 - 2001年03月   鹿児島大学大学院   教育学研究科   教科教育専攻社会科教育専修
  •         - 2001年   鹿児島大学   Graduate School, Division of Education
  • 1995年04月 - 1999年03月   鹿児島大学   教育学部   中学校教員養成課程社会専攻
  •         - 1999年   鹿児島大学   Faculty of Education

所属学協会

  • 中等社会科教育学会   日本教科教育学会   日本教育方法学会   日本カリキュラム学会   日本公民教育学会   教育史学会   日本学校教育学会   日本NIE学会   日本地理教育学会   ハンセン病市民学会   教育目標・評価学会   日本社会科教育学会   歴史学会   社会系教科教育学会   全国社会科教育学会   The Japanese Society for Curriculum studies   

研究活動情報

論文

書籍

MISC

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2024年04月 -2029年03月 
    代表者 : 福田 喜彦
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2023年04月 -2028年03月 
    代表者 : 桑原 敏典; 唐木 清志; 福田 喜彦; 呂 光暁; 井上 昌善; 岩崎 圭祐
     
    今年度は、中国、韓国、ノルウェーで海外調査を行うとともに、愛媛大学及び東洋大学で開催された研究会に参加し情報収集を行なった。中国に関しては長春市の東北師範大学を10月末から11月上旬にかけて、さらに12月半ばに訪問し、中国の教員養成や公民教育に関して中国の研究者への聞き取り調査を行うとともに、情報交換を行なった。調査の結果、中国の教員養成も、我が国同様に知識だけではなく実践的な能力の育成に重点が置かれるようになっており、日本の教職大学院設置に対する関心が高まっていることが明らかになった。韓国については、12月中旬にソウルにあるユネスコの機関であるアジア太平洋国際理解教育センター(APCEIU)を訪れ、グローバル・シティズンシップ教育のための教員研修のあり方について情報収集を行うとともに、スタッフへの聞き取り調査を行なった。また、同機関が実施している教員対象の研修を、院生とともに受講した。調査の結果、グローバル・シティズンシップ教育に携わる教員の資質として、現代の多様な教育課題の解決に取り組むことができる実践的な力の養成が求められていることが明らかになった。さらに、韓国の小学校教師に聞き取りを行うとともに、オンラインにて授業観察を行なった。3月中旬に訪れたノルウェーでは、持続可能な社会のあり方、そしてそれを支える教員の養成に関して、北欧の教育研究者と情報交換を行った。 国内に関しては、2月下旬に愛媛大学において、開発したシティズンシップ教育のプログラムを実践し、その効果に関するデータを収集した。3月下旬には、香港メトロポリタン大学のエリック・チョン博士によるオンラインの講演会を実施し、中国の高等教育におけるグローバル・シティズンシップ教育の状況について理解を深めた。さらに、東洋大学で開催された日本公民教育学会の研究会にてシティズンシップ教育に関する情報収集を行なった。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2023年04月 -2028年03月 
    代表者 : 桑原 敏典; 唐木 清志; 福田 喜彦; 呂 光暁; 井上 昌善; 岩崎 圭祐
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2023年04月 -2027年03月 
    代表者 : 永田 忠道; 木下 博義; 池田 吏志; 笠原 広一; 川崎 弘作; 山中 真悟; 福田 喜彦; 神野 幸隆
     
    本研究は教員養成に関わる大学教員と大学院生・学部生および学校現場との動態的で開発志向的なアクション・リサーチを通して,学部と大学院の一貫性のもとでの教科・領域の再編マネジメントの力量形成のあり方を明らかにし,学際的・研究的なアクション・リサーチの新たな指導プログラムの開発を目指すものである。 2023年度は本研究における学術的「問い」の①「国内外の教員養成学部・教職大学院でのアクション・リサーチと教科・領域の再編マネジメントの力量形成のあり方に関わる取り組みの現状と課題とは何か」と②「高等教育機関における文理融合の方向性から見た国内外の初等中等教育段階における教科・領域の再編マネジメントの現状と課題とは何か」についての量的・質的研究の体制整備を中心に展開することにより,③「教員養成学部と大学院の一貫性のもとで期待される教科・領域の再編マネジメントの力量形成のための新たな学際的・研究的アクション・リサーチの指導プログラムとはどのように構築すべきか」を検討するための情報収集と分析・考察の打ち合わせを進めた。その際に、研究全体の計画を企画・立案し,研究班全体の調整にあたる研究総括のもとに,研究代表者,研究分担者,研究協力者からなる研究委員会を構成した。研究委員会の下には,学際的・研究的アクション・リサーチと教科・領域の再編マネジメントの力量形成のあり方に関わる量的・質的調査を遂行するために,学際的・研究的アクション・リサーチ調査研究班と教科・領域の再編マネジメントの力量形成調査研究班を設定した。さら下部組織として教科・領域調査研究班と学際的・研究的再編調査研究班と海外実態調査研究班の3つの研究班を設け,その分担事項についての調査研究の体制の構築を進めた。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2023年04月 -2027年03月 
    代表者 : 永田 忠道; 木下 博義; 池田 吏志; 笠原 広一; 川崎 弘作; 山中 真悟; 福田 喜彦; 神野 幸隆
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2022年04月 -2025年03月 
    代表者 : 梅野 正信; 真島 聖子; 新福 悦郎; 蜂須賀 洋一; 久留島 浩; 福田 喜彦; 大浜 郁子
     
    本研究では、日韓両国の中学・高校用歴史教科書における日本による植民地期関係の記述を植民地支配を特徴づける項目ごとに整理、比較、分析を加え、そのうえで、記述の根拠資料に遡って、史料、博物館展示、政府見解・声明等の公的対応、戦後補償裁判等について検討し,両国で広く共有可能な記述及び根拠資料を整理するものである。 2023年度は、2022年度に準備した、日韓両国で共有可能な、植民地支配期の記述とそりための根拠資料をふまえ、2023年度は、「歴史教科書比較日韓合同シンポジウム-日韓で共有可能な植民地期関係資料の検討-」として、2023年7月1日、学習院大学国際会議場で開催した。シンポジウムでは、日本側提案者である本科研分担者とともに、韓国から、研究協力者である鄭在貞・ソウル市立大名誉教授、具蘭憙・韓国学中央研究院、徐鐘珍・東北亜歴史財団、李美愛・翰林大学の各氏から、韓国側からの教科書記述比較に関する提案と資料提案を得る事が出来た。また、1990年代より日韓教科書比較研究を推進してきた、君島和彦、木村茂光、坂井俊樹を招聘した。 日韓合同シンポジウム終了後には、2023年9月から12月にかけて、両国の参加者による提案内容と解説、史料・資料、シンポジウム発言の全てについて文字起こしと記述化、さらに各執筆者による確認や修正を加え、全249頁の冊子体「日韓で共有可能な植民地期関係記述・資料の調査研究」を作成した(2024年3月)。ここで、教科書記述にととまらず、「日韓の博物館の歴史展示を比較する試み」「史資料を読み解き、歴史論争問題を考える高等学校日本史授業の開発と実践 」「植民地朝鮮における言論統制への解釈を行う歴史授業モデルの開発」など博物館展示研究や教育実践研究の成果も得ることができた。 なお、本冊子については、研究成果公開促進費を申請することも視野に置いて内容検討を行った。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2022年04月 -2025年03月 
    代表者 : 梅野 正信
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2019年04月 -2024年03月 
    代表者 : 福田 喜彦
     
    本研究は,東アジアにおける市民性育成教育の視点から歴史教育の理論的構築を図るために,現代日韓の歴史教育理論を比較教科教育史的に解明することが目的である。本研究の全体計画と到達目標をもとに,市民性教育の起点を踏まえて,戦後の日韓の歴史教育理論を1950年代から1990年代までの4つのタームに区分して分析する。本年度の研究成果は以下のようである。第一に、韓国においては第六次教育課程の改訂に伴って、社会科の統合教育の問題が再活性化したことである。第二に、1980年代の歴史教育の学術研究や博士課程の充実によって理論的研究が進み、教科教育学が発展したことである。第三に、1990年代は光復後、50年という節目を迎え、「解放」と「民主化」の観点から歴史認識が問い直されたことである。今後は、21世紀に入ってから日韓歴史教育理論研究が「解放」と「民主化」の相克にどのように取り組んでいったのかを比較教科教育史に基づいて検討していくことが課題である。
  • 日韓の歴史教科書及び博物館歴史展示における日本による植民地期関係記述の比較研究
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2019年04月 -2023年03月 
    代表者 : 梅野 正信; 池野 範男; 久留島 浩; 福田 喜彦; 大浜 郁子; 新福 悦郎; 真島 聖子; 蜂須賀 洋一
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究
    研究期間 : 2015年04月 -2018年03月 
    代表者 : 梅野 正信; 井上 奈穂; 福田 喜彦; 新福 悦郎; 岡田 了祐; 蔡 秋英; 沈 暁敏; 翁 麗芳; 李 貞姫
     
    本研究では,「人権教育」「市民性」「社会科授業」の3つの視点をもとにして,日本・中国・韓国・台湾などの学校現場のリサーチから理論的枠組みを導出し,人権教育を核にした「東アジア型」社会科授業を構築した。特に,本研究では,「判決書教材」を活用し,東アジアにおける人権教育を核とした「市民性」を育成するための社会科授業モデルの構築を目的として,(1)「人権教育」「市民性」「社会科授業」の比較・検討のための分析的な枠組みの考察,(2)日・中・韓の学校現場でのリサーチによって構築された理論的な枠組みの検証,(3)「東アジア型」社会科授業への実践的なパースペクティブの構築とそのモデル化の3点を明らかにした。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究(B)
    研究期間 : 2015年04月 -2018年03月 
    代表者 : 福田 喜彦
     
    本研究では,昭和戦前期に活躍した歴史教師たちが歴史教育に関する「言説」をどのように生成しながら,歴史教育の「学知」を構築していったのかを解明するために,建文館が刊行した『師範大学講座歴史教育』(全14集)と各種歴史教育雑誌を主な分析対象にして検討した。本研究によって,初等教育で国史科を担当した歴史教師らが生成した<歴史教育>言説とは何かを確定し,歴史教育に関する「学知」がどのように形成され,初等教員の資質形成に果たした意味が明らかとなった。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2013年04月 -2016年03月 
    代表者 : 木村 博一; 片上 宗二; 永田 忠道; 小田 泰司; 伊藤 直之; 福田 喜彦; 角田 将士; 釜本 健司; 権 五鉉; 朴 南洙; 沈 正輔; 李 貞姫
     
    本研究では、日本と韓国の市民性教育の成立と展開に関する調査研究及び比較研究を行った。研究を行うに当たって、日韓の「戦後の市民性教育の起点を明らかにする」という基本的課題を設定した。この課題は、戦後の市民性教育の起点に内在していた市民性教育の特質を解明するとともに、どのような変容を遂げつつ今日に至ったのかを解明し、日韓両国の比較考察を試みることを意味している。研究の成果は、研究報告書にまとめた。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究(B)
    研究期間 : 2011年 -2013年 
    代表者 : 福田 喜彦
     
    本研究の目的は,昭和戦前期の歴史教育情報メディアにおける学知の体系化を図ることである。本研究で取り上げる歴史教育情報メディアとは,昭和戦前期に刊行された歴史教育に関する雑誌とその刊行物である。これらの歴史教育情報メディアは,初等教育・中等教育の教員に歴史教育に関する様々な情報を提供し,教員としての資質を高める上で重要な機能を果たしていた。そこで,本研究では,昭和戦前期に活躍した歴史教師たちが歴史教育に関する学知をどのように創出しながら,自らの歴史授業へと生かしていったのかを解明した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2010年 -2012年 
    代表者 : 永田 忠道; 片上 宗二; 木村 博一; 角田 将士; 釜本 健司; 小田 泰司; 福田 喜彦
     
    本研究では,日本と韓国の社会科教育史研究者の共同研究体制によって,両国における市民性が,学校教育の中で過去にどのように育成されてきたか,そして現在ではどのように形成されようとしているかを,両国のカリキュラムと授業実践を中心に他国の動向も視野に入れながら,比較と歴史の視点から解明を行い,その知見を活用した両国共通の新たな市民性カリキュラム開発の視点を明示した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究(スタートアップ)
    研究期間 : 2008年 -2009年 
    代表者 : 福田 喜彦
     
    本研究では,歴史教育の戦前と戦後の教育論や授業論レベルでの「継承」と「断絶」とはどのようなものであったのかという問題意識のもとに,昭和戦前期の歴史教育の理論と実践を初等教育段階の歴史授業を対象に,歴史教育雑誌の教育実践に基づく実証的な分析を行った。それによって,高等師範学校附属小学校の歴史教育論を「説話主義」「理会主義」「作業主義」「合科主義」の4つに類型化し,その歴史教育実践に見られる特質と限界を明らかにすることができた。

委員歴

  • 2024年04月 - 現在   日本公民教育学会   理事
  • 2023年04月 - 現在   全国社会科教育学会   理事・編集委員会
  • 2018年10月 - 現在   全国社会科教育学会   国際委員会(日韓学会交流専門委員会)
  • 2018年04月 - 現在   社会系教科教育学会   理事・幹事・学会誌編集委員

その他のリンク

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